NO.406【夏休み】

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こんにちは!今週のお便り担当の八代健正です。
日頃より当法人の活動に対し、多大なご協力を頂きありがとうございます。

さて、世の中ほとんどの学校が「夏休み」に入ったのでしょうか。
おおよその世の中の子どもたちにとってこのロングバケーションは、一年で一番
楽しみな期間となるのではないでしょうか。

夏休みの思い出は大人になっても時々思い出したりするものです。

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中学2年の春に館山に引っ越してきた僕。
はじめて迎える館山での夏休みは・・

毎朝、目が覚めたら磯まで下りてゆき、いつものメンバー5,6人と合流。
海に潜り魚を突き、貝を岩の隙間から穿り出し遊ぶのです。
大きなうねりに翻弄され岩にぶつかり擦り傷だらけになったり、
心臓がドクン!となるような大きな魚に出くわすこともあったり、驚くほど透明度
の高いその海は海底の岩陰からあたりを見渡すと遠くで泳ぐ海亀やクラゲがまるで
絵本で見た竜宮城のようでもありました。

ぼくのお気に入りの場所には、大きな海底洞窟があり、そのなかには縞模様の大きな
石鯛が潜み、内壁の溝という溝には猫の目のようにキラキラ光るイセエビの目が
ならび、触覚がゆらゆらと列をなしていました。

洞窟には緑色に光る藻?があちらこちらに生えていて、神秘的。
その奥には鎌首を立てて威嚇してくるウツボがいたり、鮮魚店には並ばないヘンテコな
魚が目の前を横切ったり。野生の海にすっかり魅せられてしまいました。

泳ぎには自信があった僕のクロールは、中学のプールでは一番速く、自慢でした。
ところが、磯での潜りは同級生にはまったく敵わず、おいてきぼりになるのでした。
不良の同級生がタバコを吸うくせに、仲間うちで一番息が長く続き、深く、深く潜って
いく姿は憧れでした。

村の港には、海面から高さ4mほどの堤防がありそこから飛び込みができることは、最低
の勇気の証でした。頭から海面に飛び込めれば、みんなの憧れ、英雄。
僕は、とうとう足からも飛び込むことができませんでした。

日が暮れるまで海にいて、昼飯は海で採取したものを適当に食べ、日が沈むころに家に戻
り、実家で働く(実家は民宿)従業員の賄いを一緒に食べ、ひと眠り。

毎夜、夜中2時ころに起きだして、小遣い稼ぎのためにカブトムシを採りにいきました。
深夜の山のなかは、得体のしれない生き物の鳴き声や突如として叫ぶ鳥、なにかの足音
そして頭上の木々の向こうに広がる星空、天の川、流れ星。
ぼくの住んでいた団地群の夜とはケタ違いの気味の悪さにわくわくしました。

37年前の夏。

日焼けを繰り返し、どす黒くなっていた僕は、はじめて過ごした館山の夏休みで少し大人
になったような気がしていました。

また館山に夏がきました。
今年の夏はどう過ごそうか。

子どもに戻ったかのような夏を過ごしたいとも・・すこし思っています。

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